家賃滞納の時の支払いをする

ビルの模型

最近は賃貸物件のオーナーが、賃貸保証会社と契約しているケースが少なくありません。賃貸保証会社は、借主が毎月家賃を払ってくれれば良いのですが、中には払ってくれない人がおり、そのような人のためにいるようなものです。家賃保証会社の仕事は、借主が家賃を払ってくれない場合、借主に代わってオーナーに対して家賃を払うことです。当然ながら、保証会社のほうは借主に後からお金を請求することになります。請求するお金は、家賃と同額との考え方もありますが、決して同額ではありません。何故かと言えば、そこに延滞損害金が発生するからです。延滞損害金は、どれだけ滞納したかによって変わってくるところです。1ヵ月程度の滞納ならば8%程度になることが多いです。

初心者が知っておきたいお金の話

賃貸保証会社を利用するならば、代位弁済と呼ばれる民法の知識を身に付けておいた方が良いでしょう。この法律の特徴は、本来支払うべきお金を支払わなかった人の代わりに、その保証人がお金を支払うことです。例えば家賃の1ヶ月分滞納している場合、その滞納した分は、オーナーの懐に入らなくなってしまいます。しかし、賃貸保証会社と契約しているオーナーは、賃貸保証会社が借主の代わりに支払ってくれることになるでしょう。この時、初めて保証会社が支払った行為のことを代位弁済といいます。このお金は、すぐに借主に請求することになるでしょう。借主に請求する場合は、支払ったお金だけではなく、それに加えて延滞損害金がプラスを得ると考えておきましょう。

ブラックリストに掲載される条件

賃貸保証会社は、すべてのオーナーが契約しているわけではなく、何割かのオーナーが契約している程度です。そのような会社と契約するオーナーの特徴は、たくさんの物件を持っているケースがあります。物件をたくさん所有していると、誰が賃料を支払ってくれていないのかを把握することが難しくなります。特に、サラリーマン大家さんの場合には、普段から仕事をしているため投資にばかり目を向けている場合ではありません。そうすると、家賃滞納に関しても一体誰がいつ支払ってくれていないのかを正確に把握することができないわけです。このような場合、現在の資金がどのようになっているのか分かりにくくなるため、わざわざ保証会社と契約をする人が多いわけです。ちなみに、2ヶ月以上連続して滞納した場合はブラックリストに掲載される可能性があります。ブラックリストに掲載されると、日本中の消費者金融や銀行などからお金を借りることができなくなってしまうでしょう。